特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の手術手技トレーニング
関西医科大学手術研修会
藤澤 琢郎
1
,
八木 正夫
1
,
岩井 大
1
,
中野 洋輔
2,3
,
北田 容章
2,3
Takuo Fujisawa
1
,
Masao Yagi
1
,
Hiroshi Iwai
1
,
Yusuke Nakano
2,3
,
Masaaki Kitada
2,3
1関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2関西医科大学解剖学
3関西医科大学臨床解剖教育研究センター
キーワード:
手術手技トレーニング
,
cadaver surgical training(CST)
,
Thiel法固定
,
off the jobトレーニング
Keyword:
手術手技トレーニング
,
cadaver surgical training(CST)
,
Thiel法固定
,
off the jobトレーニング
pp.314-316
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001508
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はじめに
耳鼻咽喉科・頭頸部外科医は手術手技を修得するまでに多くの経験を積む必要がある。これまでは,実際の手術に参加し指導医の手術手技を観察したり,あるいは指導医の指導のもと実際に自分自身で手術を行ったりする,on the jobトレーニングにより技術修得がなされてきた。一方で,このon the jobトレーニングは,患者安全性の観点やトレーニングの機会,そして反復性などの観点から,最近ではoff the jobトレーニングを効果的に組み合わせる必要が生じている。
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