特集 外来ではじめよう! 音声・発話・嚥下のトレーニング
【より良いトレーニングを実施するために】
クリニックにおける医療スタッフの活用―嚥下障害を中心に―
西山 耕一郎
1
Koichiro Nishiyama
1
1西山耳鼻咽喉科医院
キーワード:
嚥下障害
,
医療スタッフ
Keyword:
嚥下障害
,
医療スタッフ
pp.1415-1418
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001368
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はじめに
嚥下障害の原因は多岐にわたる。そのために多職種が連携して対応する必要がある。しかしながら多くの耳鼻咽喉科クリニックには管理栄養士や嚥下認定看護師,薬剤師は不在であり,言語聴覚士(ST)が常勤していることも稀である。そこで耳鼻咽喉科クリニックが嚥下障害に多職種で対応するためには,まず兵頭先生のスコア1)(表1)を用いて嚥下機能と全身状態を医師が診断すること,次に嚥下機能が上り調子か下り調子かを握力計やピークフローメーターなどを用いて診断し,適切な治療方針を出すことである。
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