特集 耳鼻咽喉科領域の発達変化と加齢変化
発達変化と加齢変化の基礎知識
音声
齋藤 康一郎
1
Koichiro Saito
1
1杏林大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
発達変化
,
加齢変化
,
音声
Keyword:
発達変化
,
加齢変化
,
音声
pp.1445-1447
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000876
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はじめに
音声の産生に重要な喉頭は,出生時から思春期までに成人の位置・形態となり,その後早ければ40代から加齢変化が始まる。超高齢社会の日本では,加齢性の音声障害が,コミュニケーション・ツールとしての声の維持,という観点からも大きなトピックの1つとなっている。本稿では,喉頭・音声に関し,小児,そして高齢者の特徴について,解剖学的変化と音声の変化の両者の観点から述べる。
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