特集 高齢者の疑問にどう答えるか
喉頭・気管・嚥下領域
嚥下障害の手術をすると,食べられるようになりますか?
津田 豪太
1
Gota Tsuda
1
1聖隷佐倉市民病院耳鼻咽喉科・摂食嚥下センター
キーワード:
高齢者
,
嚥下障害
,
嚥下機能改善手術
,
サルコペニア
,
詳細な術前評価
Keyword:
高齢者
,
嚥下障害
,
嚥下機能改善手術
,
サルコペニア
,
詳細な術前評価
pp.1156-1158
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000770
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はじめに
一般的には嚥下障害治療は,原疾患の急性期治療が落ち着いた後に半年程度は嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査に基づいて計画的にリハビリテーションが行われる。そのような保存的治療によって,多くの症例は少しずつ改善し経口摂取自立となることが多いが,保存的治療で改善が乏しい症例や嚥下以外でも全身の廃用などが見られる症例には外科的介入が行われる。
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