特集 検査結果・検査報告書をどう読むか―感染症・生理機能検査編
生理機能検査の結果を読む―治療効果の評価
聴覚障害の治療効果を判定する
鎌倉 武史
1
,
太田 有美
1
Takefumi Kamakura
1
,
Yumi Ota
1
1大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
伝音再建
,
突発性難聴
,
急性低音障害型難聴
Keyword:
伝音再建
,
突発性難聴
,
急性低音障害型難聴
pp.415-417
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000103
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はじめに
聴覚障害に対する治療効果の判定基準として,伝音難聴では日本耳科学会用語委員会による「伝音再建後の術後聴力成績判定基準(2010)」(表1)1)が,感音難聴では厚生労働省の調査研究班によって示されている「突発性難聴 聴力回復の判定基準」(表2)2),および「急性低音障害型感音難聴 治療効果判定基準」(表3)2)が広く用いられている。それぞれの治療効果判定基準について解説する。いずれも純音聴力検査の結果を基に判定する。
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