特集 花粉症診療は変わったか?
鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版のポイント
アレルギー性鼻炎症状発現のメカニズム
岡野 光博
1
,
金井 健吾
1
,
岡 愛子
1
,
赤松 摩紀
1
Mitsuhiro Okano
1
,
Kengo Kanai
1
,
Aiko Oka
1
,
Maki Akamatsu
1
1国際医療福祉大学成田病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
アレルギー性鼻炎
,
発症機序
,
鼻アレルギー診療ガイドライン
Keyword:
アレルギー性鼻炎
,
発症機序
,
鼻アレルギー診療ガイドライン
pp.11-15
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000003
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はじめに
鼻アレルギー診療ガイドラインでは,第3章が「発症のメカニズム」である。この章では,アレルギー性鼻炎発症のメカニズムを示す図が掲載されている。これまでの版では,アレルギー性鼻炎の3主徴であるくしゃみ,鼻漏,鼻閉の発症メカニズムが図示されていた。2020年度版では,発症に至る前段階として感作および鼻粘膜でのアレルギー性炎症の惹起と鼻粘膜過敏性亢進が重要と考え,そのコンセプトが新たに図に織りこまれた。
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