特集 鼻科診療の論点-異なる立場の対話とディベート-
【異なる診療科の立場から】
小児アレルギー性鼻炎の対応―耳鼻咽喉科医の立場から―
岡野 光博
1
,
山田 まり恵
1
Mitsuhiro Okano
1
,
Marie Yamada
1
1国際医療福祉大学医学部耳鼻咽喉科
キーワード:
小児
,
アレルギー性鼻炎
,
薬物療法
Keyword:
小児
,
アレルギー性鼻炎
,
薬物療法
pp.173-176
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001469
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はじめに
小児アレルギー性鼻炎では有病率の増加と低年齢化が問題となっている1)。アレルギー性鼻炎症状を有する小児が喘息症状を合併するリスクは鼻炎症状のない児の約3倍であり,one airway, one diseaseの面からも小児科医との連携が重要である2)。本稿では,耳鼻咽喉科医との立場から小児アレルギー性鼻炎への対応について述べる。
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