増大号特集 続・Quality Indicatorの実装とその改善—日々の診療に役立つ診療評価指標
各論 アレルギー
アレルギー性鼻炎の評価指標
原田 拓
1
1練馬光が丘病院総合救急診療科総合診療部門
キーワード:
アレルギー性鼻炎
,
アドヒアランス
,
抗原回避
,
鼻アレルギー診療ガイドライン
Keyword:
アレルギー性鼻炎
,
アドヒアランス
,
抗原回避
,
鼻アレルギー診療ガイドライン
pp.1863-1866
発行日 2024年10月10日
Published Date 2024/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229808
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Point
◎アレルギー性鼻炎は本邦において頻度が高く,かつQOLや労働生産性の低下を招く疾患であり,患者と協議しつつ目標達成型の治療を行う.
◎血清IgE陰性となる局所アレルギー性鼻炎(LAR)という疾患もあるため,採血結果だけではなく,臨床症状や治療薬への反応をみて診断を行う必要がある.
◎アドヒアランス不良が指摘されている疾患であり,治療にあたっては患者の好みや受け容れやすさも勘案して選択する.
◎近年はアレルゲン免疫療法やオマリズマブなども治療選択肢となっており,症状緩和が難しい場合は専門医に速やかに紹介することが望ましい.
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