特集 花粉症診療は変わったか?
鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版のポイント
局所所見の程度分類と検査・診断の流れ
上條 篤
1
Atsushi Kamijo
1
1埼玉医科大学耳鼻咽喉科・神経耳科/アレルギーセンター
キーワード:
アレルギー性鼻炎
,
鼻アレルギー診療ガイドライン
,
局所所見
,
程度分類
Keyword:
アレルギー性鼻炎
,
鼻アレルギー診療ガイドライン
,
局所所見
,
程度分類
pp.17-20
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000004
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はじめに
新型コロナウイルス(COVID-19)の流行により,アレルギー性鼻炎の診断治療のあり方もこれまでとは変わってきている。アレルギー性鼻炎とCOVID-19の初期症状は鼻閉・鼻漏など類似しており,鑑別に難渋することもあろう。さらに,医療従事者は元より他の患者に感染が広まらないように,診察にも特段の配慮を要する。「鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版」1)は,COVID-19の流行に対処するためのガイドラインとして作成されたものではないが,“診断” については,現在の医療体制あるいはweb診療に適したものになっているかと思われる。
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