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第22回日本高齢者腎不全研究会
高齢者のQOL改善のためのオンリーワンの治療を目指して:倫理的考察とスピリチュアルケアの重要性
Towards tailor-made treatments for improving the quality of life(QOL)of the elderly:ethical considerations and the importance of spiritual care
舩越 哲
1
FUNAKOSHI Satoshi
1
1長崎腎病院
キーワード:
高齢者ケア
,
QOL(生活の質)
,
スピリチュアルケア
,
生命倫理
Keyword:
高齢者ケア
,
QOL(生活の質)
,
スピリチュアルケア
,
生命倫理
pp.908-912
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001714
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はじめに
わが国では年々高齢化が進み,透析を導入される高齢者の数も増加している。透析治療は生命維持に必要な治療法である一方で,高齢者にとっては身体的,精神的負担が大きく,治療の選択や継続に関して多くの課題が存在する。2017年に高齢者の定義と区分について,日本老年学会・日本老年医学会ワーキンググループからの提言が発表され,高齢者の定義が従来に比べさらに高齢にシフトしている(表1)1)。本稿では,高齢者における透析治療の選択と管理に関する倫理的課題,また終末期ケアにおけるスピリチュアルケアの役割について論じる。
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