Japanese
English
特集 腎疾患の診断と治療 最前線
VI.各論5:泌尿器疾患(診断と治療)
2.腎腫瘍・腎囊胞
Renal tumor and renal cysts
新美 文彩
1
,
久米 春喜
1
Niimi Aya
1
,
Kume Haruki
1
1東京大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
腎細胞癌
,
ロボット支援手術
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
腎細胞癌
,
ロボット支援手術
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.413-417
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001640
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1 はじめに
腎癌は全癌種の罹患数の約3%を占める癌で1),世界では罹患数第14位の癌である。わが国での年間罹患数は15,000人,死亡は年間4,000人程度とされている。2022年にWHO分類が改訂され,腎細胞性腫瘍は21種類の組織型に分類された。腎癌の一部は遺伝性で,von Hippel-Lindau病,Birt-Hogg-Dube症候群,遺伝性平滑筋腫症などに併発することが知られているが,本稿では散発性悪性腎癌,特に淡明細胞癌を中心として概説する。
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