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特集 糖尿病性腎症研究の最前線
病態・疫学
アルブミン尿変化が腎機能に与える影響
Changes in albuminuria and subsequent risk of kidney outcome in patients with diabetic kidney disease
吉村 祐輔
1
,
山内 真之
1
YOSHIMURA Yusuke
1
,
YAMANOUCHI Masayuki
1
1虎の門病院腎センター内科
キーワード:
糖尿病関連腎臓病
,
アルブミン尿
,
アルブミン尿の変化
,
腎予後
Keyword:
糖尿病関連腎臓病
,
アルブミン尿
,
アルブミン尿の変化
,
腎予後
pp.175-179
発行日 2024年2月25日
Published Date 2024/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001190
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はじめに
糖尿病性腎症の早期診断バイオマーカーや腎予後と関連するバイオマーカーが多数報告されているが,今なおアルブミン尿は観測時点の腎障害を反映するだけでなく腎予後を予測するうえでも不可欠なバイオマーカーであることは論をまたない。これまでの研究では,1観測時点でのアルブミン尿と腎予後との関係を示す報告が主流であったが,臨床経過中に腎障害のリスクが増えたり,逆に治療修飾が加わったりすることで,アルブミン尿が増減し,その結果,腎予後も変化することが推察されていた。
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