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特集 CKD患者の栄養管理update
栄養療法とアウトカム
高齢CKD患者の腎機能と身体機能の保護の重要性
The importance of protecting renal function and physical function in elderly CKD patients
神田 英一郎
1
KANDA Eiichiro
1
1川崎医科大学医学部
キーワード:
CKD
,
サルコペニア
,
フレイル
,
protein energy wasting
,
食事療法
Keyword:
CKD
,
サルコペニア
,
フレイル
,
protein energy wasting
,
食事療法
pp.61-65
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001163
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はじめに
慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)は末期腎不全(end-stage kidney disease:ESKD)に至るだけでなく,心血管疾患や死亡の危険因子でもある。2021年末時点で,透析患者の平均年齢は69.7歳であり高齢化が進行している1)。透析導入の原疾患の40.2%は糖尿病関連腎臓病が占め,18.2%が腎硬化症,慢性糸球体腎炎は14.2%である。近年,高齢化に伴って腎硬化症による透析導入数が増加傾向にあり,かつての腎臓病とは異なった状況を呈しつつある。
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