特集 高齢者における循環器診療
特集のねらい
超高齢社会においてますます高まる循環器診療の重要性
波多野 将
1
1東京大学大学院医学系研究科重症心不全治療開発講座
キーワード:
サルコペニア
,
フレイル
,
アドバンス・ケア・プランニング
Keyword:
サルコペニア
,
フレイル
,
アドバンス・ケア・プランニング
pp.848-849
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_848
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日本の総人口が減少しているなかにあっても後期高齢者は増え続けている.循環器疾患に係る医療費は国民総医療費の約20%を占め,第2位の悪性新生物の約1.5倍に上る.悪性新生物の患者数のピークは70歳代前半であるが,循環器疾患の患者数のピークは75歳以上であり,循環器疾患は超高齢社会の影響を最も受けている領域といえる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020