Japanese
English
特集 高血圧の病態と管理の最前線
各論―各病態における降圧目標と治療
脳血管疾患
Blood pressure control and treatment in patients with cerebrovascular disease
丸山 貴子
1
,
脇坂 義信
1
,
北園 孝成
1
MARUYAMA Takako
1
,
WAKISAKA Yoshinobu
1
,
KITAZONO Takanari
1
1九州大学大学院医学研究院病態機能内科学
キーワード:
脳血管障害
,
急性期
,
慢性期
,
無症候性
,
降圧目標
Keyword:
脳血管障害
,
急性期
,
慢性期
,
無症候性
,
降圧目標
pp.213-217
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000848
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はじめに
高血圧は脳血管障害の最大の危険因子であり,降圧治療は,急性期から慢性期にわたり重要な役割を担っており,臨床病型,発症後の時間,重症度,年齢,抗血栓薬の使用状況などを考慮し,降圧対象や降圧目標を決める。本稿では『高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)』1)と『脳卒中治療ガイドライン2021』2)をもとに,脳血管障害患者に対する降圧管理について述べていく。また,無症候性脳血管障害も脳卒中発症や認知症の強い危険因子であり,併せて概説する。
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