Japanese
English
特集 高血圧の病態と管理の最前線
各論―新しい治療
腎交感神経デナベーションの軌跡と現状
The development and current status of renal denervation
山本 英一郎
1
,
辻田 賢一
2
YAMAMOTO Eiichiro
1
,
TSUJITA Kenichi
2
1熊本大学病院循環器内科
2熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学
キーワード:
腎神経アブレーション
,
治療抵抗性高血圧
,
治療レスポンダー
,
新世代デバイス
,
心腎連関
Keyword:
腎神経アブレーション
,
治療抵抗性高血圧
,
治療レスポンダー
,
新世代デバイス
,
心腎連関
pp.188-192
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000844
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はじめに
近年,治療抵抗性高血圧患者を対象にして,局所の自律神経系に介入することにより降圧やそれを超えた臓器保護効果を目的とする新しい非薬物治療が臨床応用されている。その1つである腎交感神経デナベーション術(renal denervation:RDN)は,腎動脈に沿って走行する腎交感神経を経カテーテル的に高周波エネルギーあるいは超音波デバイスにより焼灼する手技であるが,本稿では,初期のRDNの臨床エビデンスから昨今の新世代RDNデバイスによる臨床試験の成績までを中心に概説する。
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