Japanese
English
特集 Genetics in CKD
疾患編
高血圧
Hypertension
平和 伸仁
1
HIRAWA Nobuhito
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター腎臓・高血圧内科
キーワード:
多因子遺伝
,
ATP2B1
,
原発性アルドステロン症
,
遺伝性高血圧
Keyword:
多因子遺伝
,
ATP2B1
,
原発性アルドステロン症
,
遺伝性高血圧
pp.369-373
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000651
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はじめに
高血圧は,世界で最も高頻度に認められる疾患であり,世界では10億人,日本では4,300万人以上が罹患しているといわれている。高血圧による腎硬化症は,透析導入の原因疾患第2位であり,高齢化社会においては特に注意すべき疾患である。高血圧と関連する遺伝子は,血圧に影響を及ぼすホルモン,サイトカインやチャネルなど,さまざまな調節因子・領域に及ぶ。本態性高血圧のように多因子遺伝の形をとるものや,原発性アルドステロン症のように腺腫における遺伝子異常,さらに単一遺伝子異常による遺伝性高血圧など,さまざまなタイプの高血圧と遺伝子異常が知られている。
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