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特集 バスキュラーアクセスUpToDate
総論
バスキュラーアクセス
General remarks of vascular access
室谷 典義
1
MUROTANI Noriyoshi
1
1三橋病院バスキュラーアクセスセンター
キーワード:
超高齢社会
,
心負荷のないVA
,
動脈表在化
,
留置カテーテル
,
非シャント
Keyword:
超高齢社会
,
心負荷のないVA
,
動脈表在化
,
留置カテーテル
,
非シャント
pp.187-189
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000613
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はじめに
わが国の高齢化率(65歳以上の割合)は世界の人口10万人以上の200カ国のなかで圧倒的首位である。その高齢化率は29.1%で超高齢社会である。2位のイタリアは24.1%,3位のフィンランドは23.3%と報告されている。さて,わが国の透析患者は2020年末には347,671人と報告されている1)。表1に示すようにその高齢化率は69.1%である。そのほとんどの患者(97.1%)は何らかの形で血液透析に頼らざるをえない状況である。体外循環治療の1つである血液透析では,バスキュラーアクセス(VA)が必要不可欠である。
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