Japanese
English
研究
維持血液透析患者における低栄養と睡眠呼吸障害(SDB)の関係
Influence of malnutrition on sleep disordered breathing in hemodialysis patients
宮田 純一
1
,
宮田 奈央子
1
MIYATA Junichi
1
,
MIYATA Naoko
1
1みやた内科医院
キーワード:
睡眠時無呼吸症候群
,
血液透析
,
SDB
,
栄養
Keyword:
睡眠時無呼吸症候群
,
血液透析
,
SDB
,
栄養
pp.441-444
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000306
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はじめに
末期腎不全患者では,健常人に比べ睡眠呼吸障害(SDB)が多く,合併率は30~80%と報告されている1)。また,SDBは高血圧や脳血管障害などの心血管疾患を合併し,生命予後に関係することが知られている2)。睡眠時無呼吸症候群(SAS)やSDBでは肥満が危険因子と考えられ,睡眠中の舌根沈下により呼吸障害が起こるとされている。一方で血液透析患者は水分摂取や食事の量が制限されており,肥満者の頻度は高くない。末期腎不全患者の予後を改善するためには,末期腎不全患者のSDBの特徴を明らかにし,治療を行う必要があると思われる。
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