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第19回日本高齢者腎不全研究会
骨血管相関からみた高齢透析患者のリン管理
Management of phosphate in elderly dialysis patients from the perspective of bone-vascular axis
鶴屋 和彦
1
TSURUYA Kazuhiko
1
1奈良県立医科大学 腎臓内科学
キーワード:
高リン血症
,
骨血管相関
,
血管石灰化
,
骨密度
,
リン吸着薬
Keyword:
高リン血症
,
骨血管相関
,
血管石灰化
,
骨密度
,
リン吸着薬
pp.499-503
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000093
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はじめに
加齢に伴って骨粗鬆症は進展し,動脈硬化症も進展する。従来これらの2つの病態は,それぞれ独立した疾患であると考えられてきた。しかし,近年の骨粗鬆症の治療法の進歩により,骨密度の改善とともに動脈硬化も改善することが報告され,骨と血管に相関関係があることが明らかにされた。この関係は「骨血管相関(bone vascular axis)」と呼ばれ,注目されている1~3)。
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