第36回日本ハイパフォーマンス・メンブレン研究会 【その他】
高血流・長時間透析後に3-メチルヒスチジン測定により体蛋白異化亢進と診断した1例
下門 清志
1
,
河野 真紀
1
,
小汀 祐子
1
,
森本 光士郎
1
,
山本 裕美
1
1藍蒼会しもかどクリニック
pp.355-358
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000062
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はじめに
3-メチルヒスチジン(3-MH)は,骨格筋のアクチンとミオシンに存在するメチル化したヒスチジンであり,尿中の排泄量から骨格筋の分解速度測定に利用されるマーカーである1)。過剰な高血流・長時間HDF治療で,アミノ酸の過剰損失によって異化亢進を生じた症例を,透析前後の血中3-MH値と排液量検査で確定診断が可能であったので報告する。
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