第36回日本ハイパフォーマンス・メンブレン研究会 【シンポジウム:血液浄化器の機能分類2013を再考する】
血液浄化器の機能分類と性能評価法:今までの経緯と今後検討すべき課題
峰島 三千男
1
1順天堂大学
pp.304-307
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000051
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はじめに
血液浄化器の機能分類と適応病態に関する議論は,日本透析医会の研修セミナーに端を発する1)。日本透析医学会(JSDT)は,個々の患者に適正な治療法,浄化器が選択されることを目的に,血液浄化器の機能分類を行ってきた2~5)。度重なる改訂がなされた理由は,血液浄化器をはじめとする透析関連技術は年を追うごとに進歩しており,患者病態に及ぼす影響も少しずつ変化しているためである。すなわち,その時代に呼応した機能分類の見直しが定期的に必要である。
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