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特集 COVID-19と腎臓病
【感染予防】
パンデミック下の透析療法選択
Choice of dialysis therapy under a pandemic
栁 麻衣
1
YANAGI Mai
1
1日本赤十字社医療センター 腎臓内科
キーワード:
腹膜透析
,
在宅血液透析
,
遠隔診療
Keyword:
腹膜透析
,
在宅血液透析
,
遠隔診療
pp.130-133
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000023
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はじめに
2019年12月に中国河北省武漢で端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2020年1月15日にわが国ではじめての感染者が確認され,同年2月4日には日本透析医会がこの感染症への透析施設での対応についての指針を発表した。血液透析患者については治療の性質上,当初より透析施設での院内感染が強く警戒されていたが,2020年4月以降,透析患者での感染者が増加し,透析施設での院内感染と考えられる事例も報告された。一方で腹膜透析や在宅血液透析の患者は今まで以上に在宅治療であることの恩恵を蒙ることができたと考えられる。
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