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特集 消化器内視鏡寸言集2025
Ⅴ.大腸・肛門
局注は,時には口側から
Start submucosal injection from the lesion’s oral side
樫田 博史
1
Hiroshi Kashida
1
1川西市立総合医療センター
pp.597-597
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002032
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解説
EMRの際の局注は,小さい病変では病変の肛門側すぐ近傍から局注を行う。大きい病変や,屈曲部・ひだにまたがっているような病変では,肛門側からの局注では病変が口側に向いてしまって見えにくくなることが多い(図1)ので,病変の口側から局注を開始 (図2)する。全体像をとらえがたいような病変が,適切な局注によってはじめて,見やすくなることもしばしば経験される。
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