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特集 消化器内視鏡寸言集2025
Ⅴ.大腸・肛門
良性なら,病変を刺しても構わない
Why don’t you prick through the lesion?
樫田 博史
1
Hiroshi Kashida
1
1川西市立総合医療センター
pp.596-596
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002031
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解説
EMRにおける局注の際,側方発育型腫瘍(laterally spreading tumor:LST)など比較的大きめの病変で,病変の辺縁に沿って局注していくと,周囲粘膜ばかり膨隆して,肝心の病変中央部の挙上が不十分になることがある(図1a,b)1)。そのような場合,病変の中央を貫いて粘膜下層に局注することにより,病変がうまくドーム状に挙上することがある(図1c,d)1)。
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