症例検討 麻酔歴に問題がある患者のインフォームドコンセントと麻酔 2
気道確保困難の前歴がある患者
危ない橋は渡らない?それとも,毒をくらわば皿まで?気道確保は保守的で構わない。でも,どう話す?
宮崎 弘志
1
MIYAZAKI, Hiroshi
1
1国立病院機構横浜医療センター 麻酔科
pp.870-875
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101019
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挿管困難症例に対するアプローチは多種多様であり,特定の症例に対して最も適切な方法を選ぶことは困難だと思われる。手術の可否,術式の再検討まで含めて,周術期管理の方針が決定されるべきである。とは言え,挿管が困難であった,という既往歴だけで手術を断るわけにもいかない。患者,医療者双方が納得できる医療を行うためには,適切な説明と,それにもとづいた同意が必要となろう。
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