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特集 消化器内視鏡寸言集2025
Ⅰ.全般[一般論]
アップアングルいっぱいならば左右アングルを追加せよ
Add left-right angulation when the up-down angle is fully up
今枝 博之
1
,
宮口 和也
1
,
都築 義和
1
Hiroyuki Imaeda
1
1埼玉医科大学消化管内科,総合診療内科
pp.440-441
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001949
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解説
上部消化管内視鏡スコープのアップアングルを最大にかけた場合のスコープの彎曲角は通常210°となっている。上部消化管内視鏡において胃体上部から噴門部小彎側の見上げによる観察ではアップアングルを最大にかけても接線方向となり近接しようとすると小彎側の粘膜に接触してしまい,それ以上の近接が困難となり,観察が不十分となる場合がある。この場合にアップアングルをきかせたままで左右アングルをさらに追加してかけることによりアップアングルがさらにかかり1, 2),小彎側の粘膜に接触しないで病変に近接することが可能となる。
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