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特集 表在型食道扁平上皮癌―内視鏡診断と治療update―
[各論 表在型食道扁平上皮癌の内視鏡診断]
《Note》表在型食道扁平上皮癌の拡大観察―Type B1とそのバリエーション
Magnifying observation of superficial esophageal squamous cell carcinoma―Type B1 vessels and their variations
小野 陽一郎
1
,
石川 智士
1
,
植木 敏晴
1
,
八尾 建史
2
,
二村 聡
3
Yoichiro ONO
1
,
Satoshi ISHIKAWA
1
,
Toshiharu UEKI
1
,
Kenshi YAO
2
,
Satoshi NIMURA
3
1福岡大学筑紫病院消化器内科
2福岡大学筑紫病院内視鏡部
3福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科
キーワード:
拡大内視鏡
,
日本食道学会拡大内視鏡分類
,
表在型食道扁平上皮癌
,
Type B1血管
,
a vascular area
Keyword:
拡大内視鏡
,
日本食道学会拡大内視鏡分類
,
表在型食道扁平上皮癌
,
Type B1血管
,
a vascular area
pp.1817-1821
発行日 2022年11月25日
Published Date 2022/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000530
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はじめに
日本食道学会拡大内視鏡分類(以下,食道学会分類)1)は,通常観察または画像強調観察で境界が視認可能な病変,すなわち扁平上皮癌が疑われる領域性のある病変を対象とする。そして,境界領域病変でみられる血管をType A(血管形態の変化がないか,あっても軽度なもの),癌でみられる血管をType B(血管形態の変化が高度なもの)とし,Type BはB1,B2,B3に亜分類されている。この亜分類の最大の目的は壁深達度診断であり,Type B1はT1a-EP/LPMの扁平上皮癌にみられる所見とされている。
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