Japanese
English
特集 スキルアップ内視鏡診療
Ⅱ.口腔・咽頭・食道
[治療]
食道癌ESD後の適切なサーベイランス法
Appropriate surveillance methods after ESD for superficial esophageal cancer
小野 陽一郎
1
,
石川 智士
1
,
久部 高司
1
,
八尾 建史
2
,
二村 聡
3
Yoichiro ONO
1
,
Satoshi ISHIKAWA
1
,
Takashi HISABE
1
,
Kenshi YAO
2
,
Satoshi NIMURA
3
1福岡大学筑紫病院消化器内科
2福岡大学筑紫病院内視鏡部
3福岡大学筑紫病院病理部・病理診断科
キーワード:
食道ESD後サーベイランス
,
異時性多発食道癌
,
異時性他臓器癌
Keyword:
食道ESD後サーベイランス
,
異時性多発食道癌
,
異時性他臓器癌
pp.103-107
発行日 2024年10月18日
Published Date 2024/10/18
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001663
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Tips
● 食道癌ESD後サーベイランスの目的は,①局所・転移再発の早期発見,②異時性多発癌・異時性他臓器癌の早期発見である。
● 多分割切除例における内視鏡を用いたサーベイランスでは,治療後早期にESD瘢痕およびその近傍をより注意深く観察することが肝要である。
● MM癌のESD後に経過観察を行う場合は,転移検索を含めた慎重なサーベイランスを行うことが肝要である。
● 局所再発や異時性多発癌,異時性他臓器癌のリスクであるまだら食道例に対しては,6カ月ごとの上部消化管内視鏡検査,1年に1回以上のCT(頸部から骨盤部)を行い,適宜,下部消化管内視鏡検査など他臓器癌に対するサーベイランスを組み合わせることが望ましい。
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