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特集 症例から学ぶ咽頭・食道ESD
咽頭表在癌のESD/ELPS
下咽頭癌広範ESD/ELPS後に狭窄を形成した
How should we manage stricture after extensive ESD/ELPS for hypopharyngeal cancer?
中村 理恵子
1
,
大森 泰
2
,
川久保 博文
1
,
北川 雄光
1
Rieko Nakamura
1
,
Tai Omori
2
,
Hirofumi Kawakubo
1
,
Yuko Kitagawa
1
1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
2立川病院内視鏡科
キーワード:
下咽頭癌
,
ELPS
,
狭窄
Keyword:
下咽頭癌
,
ELPS
,
狭窄
pp.1140-1144
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001551
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はじめに
表在型咽喉頭癌診断経験の増加に伴い画像強調拡大内視鏡による表在型咽喉頭癌の診断が効率的に行われるようになった。多くの表在癌が発見され,その治療病変数も劇的に増加している。表在型咽喉頭癌の治療法として内視鏡治療があげられるが,その選択は現時点では施設によって異なりEMR,ESD,内視鏡的咽喉頭手術(endoscopic laryngo-pharyngeal surgery:ELPS)などから選択される。咽喉頭領域は解剖学的に複雑であり,内視鏡治療の部位・範囲によっては偶発症が起こりうる。その一つとしてあげられる狭窄について,予防法と対処法を解説する。
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