Japanese
English
特集 消化管粘膜下腫瘍のすべて
[十二指腸]
十二指腸粘膜下腫瘍の内視鏡診断
Endoscopic diagnosis of duodenal submucosal tumors
山崎 泰史
1
,
岩室 雅也
1
,
川野 誠司
1
,
田中 彰一
2
,
田中 健大
3
Yasushi Yamasaki
1
,
Masaya Iwamuro
1
,
Seiji Kawano
1
,
Shouichi Tanaka
2
,
Takehiro Tanaka
3
1岡山大学病院消化器内科
2岩国医療センター消化器内科
3岡山大学大学院医歯薬学総合研究科病理学(腫瘍病理)
キーワード:
十二指腸
,
粘膜下腫瘍
Keyword:
十二指腸
,
粘膜下腫瘍
pp.1033-1038
発行日 2024年7月25日
Published Date 2024/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001522
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はじめに
十二指腸において,粘膜下腫瘍(submucosal tumor:SMT)の形態をとる病変はさまざまであるが,そのほとんどは良性病変である。一方,治療対象となる悪性病変も稀ではあるが存在する。両者の鑑別には,色調や大きさ,表面性状に加えて,病変の硬さ(鉗子による感触で評価するcushion signの有無)が重要である1)。また,EUSによる病変の主座やエコーレベルの評価も鑑別診断の手助けとなる2)。
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