Japanese
English
特集 十二指腸・小腸疾患アトラス
Ⅱ.炎症性疾患
自己免疫疾患・膠原病・血管炎など
ALアミロイドーシス
AL amyloidosis
濵田 麻梨子
1
,
杉本 光繁
1
,
河合 隆
1
Mariko Hamada
1
,
Mitsushige Sugimoto
1
,
Takashi Kawai
1
1東京医科大学病院消化器内視鏡学
キーワード:
粘膜下腫瘍様隆起
,
びらん
,
微細顆粒状粘膜
Keyword:
粘膜下腫瘍様隆起
,
びらん
,
微細顆粒状粘膜
pp.616-617
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001388
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疾患の概要
アミロイドーシスとはアミロイドと呼ばれる線維構造をもつ異常蛋白質がさまざまな臓器に沈着し,機能障害を起こす病態を指す。アミロイドのもととなる前駆蛋白質で分類することが一般的であり,臨床的に頻度の高いものとしては免疫グロブリン軽鎖を前駆体とするamyloid light chain(AL)アミロイドーシス,血清アミロイドAを前駆体とするamyloid A(AA)アミロイドーシス,トランスサイレチンを前駆体とする家族性アミロイドーシスおよび老人性全身性アミロイドーシス,β2-マイクログロブリンを前駆体とする透析アミロイドーシスがある。消化管に親和性の高いアミロイドとしてはAL型とAA型が知られており,本稿ではALアミロイドーシスを中心に概説する。
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