Japanese
English
特集 十二指腸・小腸疾患アトラス
Ⅰ.腫瘍,腫瘍様病変
化生や上皮性腫瘍
扁平上皮癌
Squamous cell carcinoma
林 香月
1
,
内藤 格
2
,
伊藤 恵介
1
,
近藤 啓
1
,
小島 尚代
1
,
西垣 信宏
1
Kazuki Hayashi
1
,
Itaru Naitoh
2
,
Keisuke Itoh
1
,
Hiromu Kondo
1
,
Hisayo Kojima
1
,
Nobuhiro Nishigaki
1
1名古屋市立大学医学部附属東部医療センター消化器内科
2名古屋市立大学医学部附属みどり市民病院消化器内科
キーワード:
扁平上皮癌
,
腺扁平上皮癌
,
小腸
Keyword:
扁平上皮癌
,
腺扁平上皮癌
,
小腸
pp.472-473
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001316
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疾患の概要
小腸(十二指腸・空腸・回腸)悪性腫瘍の組織型は腺癌,神経内分泌腫瘍,悪性リンパ腫,肉腫(GIST,平滑筋肉腫)が主であり,小腸腺癌の年間発症率は0.2人/10万人から0.6人/10万人のため稀な腫瘍であり,希少がん(年間発症率:6人未満/10万人)に該当し,なかでも扁平上皮癌の発症率はさらに低いため,きわめて稀な疾患とされている1)。
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