Japanese
English
特集 胃良性疾患の近未来
[炎症性疾患]免疫機序によるもの
【Note】IBDに伴う胃病変
Gastric lesions associated with inflammatory bowel disease
松浦 稔
1
,
久松 理一
1
Minoru Matsuura
1
,
Tadakazu Hisamatsu
1
1杏林大学医学部消化器内科学
キーワード:
竹の節様外観
,
数珠状隆起
,
不整形潰瘍
,
脆弱粘膜
,
細顆粒状粘膜
Keyword:
竹の節様外観
,
数珠状隆起
,
不整形潰瘍
,
脆弱粘膜
,
細顆粒状粘膜
pp.1051-1054
発行日 2023年8月25日
Published Date 2023/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000838
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はじめに
炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)は若年者に好発する原因不明の慢性疾患であり,クローン病(Chron’s disease:CD)と潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:CD)に大別される。いずれの疾患も小腸や大腸などの下部消化管をおもな罹患部位とする炎症性疾患であるが,胃や十二指腸などの上部消化管にも時に活動性病変を認めることが報告されている。そこで本稿ではIBDの上部消化管病変,特に胃病変を中心に,代表的な内視鏡所見とその特徴について概説する。
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