Japanese
English
特集 表在性非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍(SNADET)の内視鏡診断と治療
[治療]
内視鏡切除後のサーベイランスと遺残・再発病変への対処法
Surveillance after duodenal endoscopic resection and management of residual/recurrent lesions
野中 哲
1
,
水口 康彦
1
,
鈴木 晴久
1
,
阿部 清一郎
1
,
吉永 繁高
1
,
斎藤 豊
1
Satoru Nonaka
1
,
Yasuhiko Mizuguchi
1
,
Haruhisa Suzuki
1
,
Seiichiro Abe
1
,
Sigetaka Yoshinaga
1
,
Yutaka Saito
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
内視鏡治療
,
サーベイランス
,
遺残再発
Keyword:
内視鏡治療
,
サーベイランス
,
遺残再発
pp.840-845
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000783
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
はじめに
以前では少数であった表在性非乳頭部十二指腸上皮性腫瘍(superficial duodenal epithelial tumor:SDET)に対する内視鏡治療も先進施設を中心に増加している。治療手技については他稿に譲るが,本邦では技術的困難性をいかに解決するかということにより興味が注がれており,内視鏡切除後の経過観察(サーベイランス)についてはそれほど焦点が当たっていない。治療が増加するということは,当然その後のサーベイランスも増加するため,そのなかで考えなければならないことがある。すなわち,何を目的にどのようにサーベイランスを行うか,遺残・再発病変(本稿では局所再発に限定)についてどのように対処すべきかの2点であり,これらについて概説する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.