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特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]十二指腸EMR・ESD
【Note】穿孔した場合の外科手術による対処法(十二指腸)
Surgical intervention for perforation during/after duodenal endoscopic resection
阿部 展次
1
,
大木 亜津子
1
,
阪本 良弘
1
Nobutsugu Abe
1
,
Atsuko Ohki
1
,
Yoshihiro Sakamoto
1
1杏林大学消化器・一般外科
キーワード:
十二指腸ESD
,
十二指腸EMR
,
穿孔
,
遅発穿孔
,
手術
Keyword:
十二指腸ESD
,
十二指腸EMR
,
穿孔
,
遅発穿孔
,
手術
pp.260-263
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000652
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はじめに
十二指腸の内視鏡的切除(endoscopic resection:ER)は技術的に難しく,ER後の偶発症(術中穿孔,後出血,遅発性穿孔など)リスクも他の臓器よりも高い。その理由としては,1)解剖学的に内視鏡操作性が制限されやすい,2)十二指腸壁が薄い,3)Brunner腺の存在により粘膜・粘膜下膨隆が得にくい(剝離も難しい),4)術前の生検により線維化が生じやすい,5)切除後の潰瘍底に胆汁・膵液の曝露の可能性がある,などがあげられる。
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