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特集 消化管内視鏡処置具の使い分け2025
[EMR/polypectomyで使用する処置具]
胃・十二指腸EMR
EMR in the stomach and duodenum
村田 祥磨
1,2
,
髙取 祐作
2
,
佐々木 基
2
,
加藤 元彦
2
Shoma Murata
1,2
,
Yusaku Takatori
2
,
Motoki Sasaki
2
,
Motohiko Kato
2
1慶應義塾大学医学部消化器内科
2慶應義塾大学医学部内視鏡センター
キーワード:
胃EMR
,
十二指腸EMR
,
Underwater EMR
Keyword:
胃EMR
,
十二指腸EMR
,
Underwater EMR
pp.1128-1130
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002210
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はじめに
胃および十二指腸に対するEMRは,早期消化管腫瘍に対する標準的な治療法の一つとして国内外を問わず広く普及している。また,EMRで用いるスネアについても各社からさまざまな製品が上市されている。それに伴い複数のスネアを採用している施設も多いのではないだろうか。一方で,日常診療においてのスネアの使い分けは,各施設の採用または「好み」,「経験・慣れ」といった不明確な要素で選択される場面をしばしばみかけるが本来は病変の局在や形態といった特徴とスネア特性を照らしあわせて理論的に使い分けすることが望ましい。そこで本稿では,胃および十二指腸におけるEMRでスネアをどのように使い分けるべきかについて解説する。

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