Japanese
English
特集 大腸T1癌の診断と治療―内視鏡医・外科医・病理医のクロストーク―
[各論 診断:大腸T1癌の内視鏡診断]
通常観察および色素内視鏡観察
Ordinary view endoscopy and chromoendoscopy
下田 良
1
,
芥川 剛至
1
,
坂田 資尚
2
,
鶴岡 ななえ
2
,
江﨑 幹宏
2
Ryo Shimoda
1
,
Takashi Akutagawa
1
,
Yasuhisa Sakata
2
,
Nanae Tsuruoka
2
,
Motohiro Esaki
2
1佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部
2佐賀大学医学部附属病院消化器内科
キーワード:
大腸T1癌
,
通常内視鏡観察
,
色素内視鏡観察
Keyword:
大腸T1癌
,
通常内視鏡観察
,
色素内視鏡観察
pp.22-28
発行日 2023年1月25日
Published Date 2023/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000585
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
大腸ESDが普及し比較的腫瘍径が大きな病変も一括切除が可能となり,T1癌が内視鏡的に切除される機会も多くなった。また微小腺腫においてはcold snare polypectomy(CSP)が急速に普及し,治療が簡便となった半面,切除後の腫瘍断端が不明瞭となった癌病変の報告も見受けられる。治療法の選択肢が増えるほど術前診断の重要性は増し,特に大腸T1癌の診断は内視鏡治療適応の決定においてきわめて重要となる。本稿ではT1癌の通常内視鏡観察および色素内視鏡観察に関して解説する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.