Japanese
English
特集 胆膵EUSのトラブルシューティング
[治療的EUS 各論]
EUS下腹腔神経叢・神経節ブロック
どこに穿刺したらいいかわからない
How to find an ideal point for puncture
土井 晋平
1
,
足立 貴子
1
,
渡邊 彩子
1
,
勝倉 暢洋
1
,
辻川 尊之
1
Shinpei Doi
1
,
Takako Adachi
1
,
Ayako Watanabe
1
,
Nobuhiro Katsukura
1
,
Takayuki Tsujikawa
1
1帝京大学医学部附属溝口病院消化器内科
キーワード:
腹腔神経叢
,
腹腔神経節
,
超音波内視鏡
Keyword:
腹腔神経叢
,
腹腔神経節
,
超音波内視鏡
pp.2032-2035
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000576
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
腹腔神経叢ブロック/融解術(celiac plexus block/neurolysis:CPB/CPN)は,上腹部内臓器(胃,小腸,肝臓,胆道,膵臓,脾臓,腎臓など)に由来する難治性疼痛に対する補助的治療手段の一つであり,X線透視下,CTガイド下,エコーガイド下などにより後方からアプローチするinterventional radiology(IVR)手技として一般的に知られている。EUS下腹腔神経叢ブロック/融解術(EUS-guided celiac plexus block/neurolysis:EUS-CPB/CPN)は,EUSで腹腔動脈起始部を描出し,経胃的に前方からアプローチする手技であり,後方アプローチと比べて介在する組織や血管が少なく,リアルタイムに穿刺・注入が行えるため,より安全かつ確実に手技を行うことができる。本稿では,EUS-CPNの実施時におけるトラブルシューティングとして,特に穿刺・注入時のポイントを中心に各手技の実際を解説する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.