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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅰ. 隆起を呈する病変
3. 非上皮性隆起病変
A. 腫瘍性非上皮性病変
胃神経内分泌細胞腫瘍WHO分類2型
Neuroendocrine neoplasm (NEN) of the stomach (WHO Type 2)
齋藤 勝
1
,
小山 善久
1
Masaru SAITO
1
,
Yoshihisa KOYAMA
1
1大原綜合病院外科
キーワード:
胃カルチノイド
,
MEN1型
Keyword:
胃カルチノイド
,
MEN1型
pp.116-117
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000380
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疾患の概要
胃癌取扱い規約(第14版)で定義される胃カルチノイドは,WHO分類では神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)に相当する。全胃ポリープの0.6~2%と稀な疾患で,胃体部に広く分布しているECL(enterochromaffin-like)細胞由来と考えられている。高ガストリン血症の基礎疾患により,typeⅠ:A型胃炎に伴うもの,typeⅡ:Zollinger-Ellison症候群(多発性内分泌腫瘍症1型:MEN1型)に伴うもの,typeⅢ:ガストリンとは無関係のもの,に分類される。
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