Japanese
English
特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅰ. 隆起を呈する病変
3. 非上皮性隆起病変
A. 腫瘍性非上皮性病変
壁細胞機能不全症に伴う胃神経内分泌腫瘍
Enterochromaffin-like cell neuroendocrine tumor associated with parietal cell dysfunction
石岡 充彬
1,2
,
平澤 俊明
3
,
河内 洋
4
Mitsuaki ISHIOKA
1,2
,
Toshiaki HIRASAWA
3
,
Hiroshi KAWACHI1
4
1がん研究会有明病院下部消化管内科
2品川胃腸肛門内視鏡クリニック
3がん研究会有明病院上部消化管内科
4がん研究会有明病院臨床病理センター病理部
キーワード:
胃カルチノイド
,
神経内分泌腫瘍
,
壁細胞機能不全
Keyword:
胃カルチノイド
,
神経内分泌腫瘍
,
壁細胞機能不全
pp.120-121
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000382
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
疾患の概要
胃に発生する神経内分泌腫瘍の大半はECL細胞(enterochromaffin-like cell)に由来する非機能性NET(neuroendocrine tumor)であり,いわゆる胃カルチノイドに相当する。胃カルチノイドは,古典的にはその発生機序によりRindiらの提唱したTypeI〜Ⅲの3型に分類されるが,このいずれにも相当せず,「壁細胞機能不全症」を背景とした第4の型の存在が近年報告され,注目されている1,2)。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.