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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅰ. 隆起を呈する病変
3. 非上皮性隆起病変
A. 腫瘍性非上皮性病変
胃蔓状線維粘液腫
Plexiform fibromyxoma
森 貴裕
1
,
佐野 正弥
1
,
鈴木 秀和
1
Takahiro MORI
1
,
Masaya SANO
1
,
Hidekazu SUZUKI
1
1東海大学医学部医学科内科学系消化器内科学
キーワード:
胃蔓状線維粘液腫
,
胃粘膜下腫瘍
,
間葉系腫瘍
Keyword:
胃蔓状線維粘液腫
,
胃粘膜下腫瘍
,
間葉系腫瘍
pp.112-113
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000378
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疾患の概要
●疫学:胃蔓状線維粘液腫は,2007年に高橋ら1)によって初めて報告された胃の間葉系腫瘍である。GIST(消化管間質腫瘍)の発症頻度は,10万人当たり1~2人であるが,そのなかでも胃蔓状線維粘液腫の頻度は胃GISTの150分の1以下と推測されている。2007〜2019年1月までの121例をまとめた報告では,患者年齢は5~81歳で30~60歳の中年層をピークとし,男女差はない2)。
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