Japanese
English
特集 消化管EUSのすべて
[各論 上部消化管疾患のEUS診療]
食道・胃粘膜下腫瘍に対するEUS診断
EUS for subepithelial lesions in the esophagus and the stomach
吉永 繁高
1,2
,
高丸 博之
1,2
,
斎藤 豊
2
Shigetaka Yoshinaga
1,2
,
Hiroyuki Takamaru
1,2
,
Yutaka Saito
2
1国立がん研究センター先端医療開発センター内視鏡機器開発分野
2国立がん研究センター内視鏡科
キーワード:
食道
,
胃
,
粘膜下腫瘍
Keyword:
食道
,
胃
,
粘膜下腫瘍
pp.1491-1496
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000316
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要 旨
EUSは食道・胃の粘膜下腫瘍の鑑別のためには重要な検査であり,「由来・主座」,「内部エコー」より診断する。食道で認める粘膜下腫瘍は平滑筋腫,顆粒細胞腫,血管腫などで,胃でみられる粘膜下腫瘍は消化管間質腫瘍(GIST),異所性膵,平滑筋腫,inflammatory fibroid polyp,脂肪腫などである。粘膜下腫瘍の組織採取にはEUS-FNAが用いられ,最近組織採取に特化して穿刺針が開発されている。またEUS診断に人工知能を補助診断として用いる研究も報告されており,今後の診断の進歩の一助になると期待される。
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