Japanese
English
特集 外科医が知っておくべき術後QOL評価のすべて
II. 各論
2.食道・胃
The recent postoperative QOL evaluation for esophagus and stomach
尾﨑 知博
1
,
建部 茂
1
T. Osaki
1
,
S. Tatebe
1
1鳥取県立中央病院外科
キーワード:
食道
,
胃
,
EORTC QLQ-OES18
,
PGSAS-45
Keyword:
食道
,
胃
,
EORTC QLQ-OES18
,
PGSAS-45
pp.326-331
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_326
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食道と胃は食事摂取や消化吸収に大きくかかわる臓器であるため,その術後QOLは大きく低下しやすい.QOL研究はその主観性や多要素性ゆえにQOL評価ツールをいまだ確立できていない.しかし,QOLは手術を評価する真のアウトカムになりうることから,QOL評価による術後健康状態の測定や患者に求められる術式選択などのニーズが高まっており,QOL研究は欠かせないものとなってきている.本稿では最近の食道・胃術後QOL研究の一端を紹介し,その全貌を少しでも明らかにしたい.
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