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特集 症例から学ぶ胃ESD―改訂ガイドラインwith and beyond―
[各論 高難度症例を克服する]
《Note》肝硬変患者における胃ESD
Gastric ESD in patients with liver cirrhosis
引地 拓人
1
,
中村 純
1
,
渡辺 晃
1
Takuto Hikichi
1
,
Jun Nakamura
1
,
Ko Watanabe
1
1福島県立医科大学附属病院内視鏡診療部
キーワード:
肝硬変
,
早期胃癌
,
ESD
Keyword:
肝硬変
,
早期胃癌
,
ESD
pp.1292-1296
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000274
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はじめに
B型肝炎やC型肝炎の患者減少に伴い肝硬変患者数も減少傾向にあるとはいえ,いまだにアルコール性肝疾患や非アルコール性脂肪肝疾患,自己免疫性肝疾患などによる肝硬変患者が存在する。それら肝硬変患者の過半数に食道・胃静脈瘤が合併するため,そのスクリーニング目的の内視鏡検査を契機に胃癌が発見されることがある。本稿では,肝硬変患者に合併した早期胃癌に対するESDの現状ならびに問題点を述べる。
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