Japanese
English
臨床報告・1
盲腸癌切除後切除結腸盲端部に再発をきたしlinear staplerによるimplantationの可能性が示唆された1例
A case of linear stapler suture-line recurrence of cecal cancer probably caused by implantation of cancer cells
小林 達則
1
,
上川 康明
1
,
上山 聰
1
,
里本 一剛
1
,
石根 典幸
1
Tatsunori KOBAYASHI
1
1三原赤十字病院外科
キーワード:
大腸癌
,
自動縫合器
,
linear stapler
,
縫合部再発
,
implantation
Keyword:
大腸癌
,
自動縫合器
,
linear stapler
,
縫合部再発
,
implantation
pp.851-854
発行日 2006年6月20日
Published Date 2006/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100484
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はじめに
近年,消化器外科手術において多くの自動吻合器や縫合器が開発され,手術手技の標準化や手術時間の短縮がもたらされ,外科手術においては必須のアイテムとなった.一方,その使用頻度が増加するにつれ,性能の限界や問題点も知られるようになってきた.今回,われわれは自動縫合器によると考えられる縫合部再発をきたした大腸癌の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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