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特集 胃癌内視鏡診断の最新ムーブメント―H. pylori陰性胃癌のすべて
序説 胃癌内視鏡診断の新しいムーブメント
Introductory remarks
榊 信廣
1
Nobuhiro Sakaki
1
1早期胃癌検診協会
pp.140-141
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000031
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Helicobacter pylori(H. pylori)の存在は,WarrenとMarshallによって1983年6月のLancet誌に初めて報告された1)。1985年にH. pylori研究に関わった筆者は,菌の存在は確認したが病原性については懐疑的であった。1988年に竹本忠良教授が始めた研究会がきっかけになって研究は大きく発展し2),H. pylori感染は胃炎の原因になるだけでなく,多くの胃病変の発生に深く関与していることがわかった。
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