特集 結石除去を極める
胆石 胆管結石除去時のトラブルシューティング 結石除去の工夫とバスケット嵌頓時の対応について
岡部 義信
1
,
牛島 知之
,
安元 真希子
,
石田 祐介
,
阪上 尊彦
,
深堀 理
,
島松 裕
,
寺部 寛哉
,
鶴田 修
,
鳥村 拓司
1久留米大学 医学部内科学講座消化器内科部門
キーワード:
砕石術
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
バルーン拡張法
,
嵌頓
,
胆石
Keyword:
Lithotripsy
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Gallstones
pp.1677-1683
発行日 2019年11月25日
Published Date 2019/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020117099
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内視鏡的結石除去術は、胆管結石に対する第一選択とされる広く普及した治療法であり、(1)胆管挿管、(2)乳頭処置、(3)結石除去の3つのコンセプトから成り立つ手技である。偶発症としては、急性膵炎、出血、穿孔、胆管炎、バスケット嵌頓などがあげられるが、本稿では結石除去に焦点を絞った。結石除去にはバスケットカテーテルとバルーンカテーテルがおもに使用されるが、最近はさまざまな形状を有する結石除去用の処置具が販売されている。一方で基本的な処置具操作や内視鏡操作を忘れがちな場面もしばしば垣間みられる。本稿では、セーフティマネージメントという観点から内視鏡的胆管結石除石の工夫、さらにバスケット嵌頓発生時の対応についてトラブルシューティングを解説する。
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