特集 臨床医に必要な対策型胃内視鏡検診の知識
対策型胃内視鏡検診における内視鏡診断
田中 三千雄
1
1富山大学
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
集団検診
Keyword:
Stomach Neoplasms
,
Mass Screening
,
Gastroscopy
pp.1765-1773
発行日 2019年12月25日
Published Date 2019/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020105035
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対策型胃内視鏡検診が、2016年から全国各地で実施されている。2017年には、日本消化器がん検診学会の対策型検診のための胃内視鏡検診マニュアル作成委員会が編集した『対策型検診のための胃内視鏡検診マニュアル』の市販版も発刊された。内視鏡検査医が自己の内視鏡診断能を高めるためには、内視鏡診断に必要な種々の「知識」と、高度な「スコープ操作技術」および「撮影技術」の3本柱のレベルをともに高めることが必要である。対策型胃内視鏡検診においてもそれは同じことであり、本稿ではその3本柱の概要を解説する。また最後に、上記のマニュアルのなかから、一般の内視鏡検査医にはなかなか理解しがたい箇所をいくつかあげておきたい。
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