特集 かかりつけ医からみた糖尿病診療
並存疾患を有する糖尿病患者の診察 消化器疾患
鍛治 孝祐
1
,
吉治 仁志
1奈良県立医科大学 消化器・代謝内科
キーワード:
胃疾患
,
消化器疾患
,
食道疾患
,
膵臓疾患
,
糖尿病-2型
,
共存疾患
,
肝疾患-非アルコール性脂肪性
Keyword:
Digestive System Diseases
,
Stomach Diseases
,
Esophageal Diseases
,
Comorbidity
,
Pancreatic Diseases
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Non-alcoholic Fatty Liver Disease
pp.361-365
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022138882
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<Headline>1 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)や非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の予後決定因子は肝線維化であるため、スクリーニングでは線維化症例の拾い上げが重要である。2 新規診療ガイドラインではインスリン抵抗性や2型糖尿病を合併したNAFLD/NASHに対する推奨治療として、GLP-1アナログ製剤とSGLT2阻害薬が新たに追加された。3 2型糖尿病は、胃食道逆流症(GERD)や食道Candida、胃癌、膵癌などの発症における高危険因子である。
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